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那智山の案内 |
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いにしえの頃から、ここ聖地熊野を救いの地、癒しの地として沢山の人々が苦難を乗り越え、ここ熊野那智山へたどり着きました。
春は全山を覆うばかりの桜の花、大瀧の水量が増す梅雨には紫陽花が日々色を変え、夏は冷気のなか炎の祭典が…燃える紅葉の山や滝も凍てつく厳しい冬…四季折々の変化を見せる那智山。
大門坂から続く、夏でも涼しい杉の大木を縫うように続く石畳の古道を歩き、日本一の大瀑布、那智の大瀧を見ながら熊野那智大社と青岸渡寺にお参りし、熊野の神々と大自然からパワーを頂き、日頃の疲れを癒して下さい。 |
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●熊野信仰の聖地、那智山
西暦700年頃から現在まで日本人の間で息づく熊野信仰
かつてこれほどの長い年代に渡り多くの人々に信仰されたものが存在したでしょうか?
那智山(なちさん)は和歌山県那智勝浦町北東部の内陸一帯にそびえる山々の総称で、那智山は那智川の源流域を構成し、大雲取山(966m)、烏帽子山(871m)、光ヶ峯(688m)、妙法山(750m)などの山々からなり、全域が吉野熊野国立公園の一部であり、那智の滝やその水源林である那智原始林(天然記念物)に見られるような、深い自然の山と森林がのこされています。
熊野の人々は、険しい山と美しい川や海と共に暮らし、古くから山や滝、巨岩、巨石、巨木などに神々が宿ると信じて崇めてきました。
神武天皇が東征の際、この地に上陸し、那智の滝に大巳貴神を祀り八咫烏(やたがらす)の案内で山々を越え大和に入ったとされています。その後、仁徳天皇の時代に那智の滝より社殿を現在の那智大社に移し、仏教の伝来とともに神仏習合の信仰が広まり、「蟻の熊野詣」と言われるほど多くの人々に信仰されました。熊野那智大社、那智の大滝、青岸渡寺等を総称して「那智山」と呼びます。
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なぜ人々は熊野を目指したのでしょうか?
現在でも熊野那智大社や、日本一の那智の滝はあまりにも有名で、滝は熊野那智大社別宮、飛瀧神社の御神体です。熊野本宮大社に詣でた人々は、熊野川を下り熊野速玉大社参拝後、熊野那智大社へと詣ったと言われています。
平安時代の那智山経塚などがあるように古くから信仰の山であり、聖地としてうたわれ、南海補陀洛の山としても知られ、観音の浄土として修験者などの集まる霊場となっていました。なお、那智大滝の神聖視、または大滝が那智山の奥の妙法山に登るための禊祓の地であったことが聖地化の起源とされています。
古い記録では、『枕草子』の中の那智の滝に関する記述や、1078年(承暦2年)の那智山への参拝の記録などがあり、後に多くの堂社が設けられて一山霊場となり、この間に浄蔵や花山法皇らが滝籠・山籠修行を行ないました。 |
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名 称 等 |
那智山 |
所 在 地 |
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 |
交通・アクセス |
JR紀勢本線那智勝浦駅より、約30分 |
定休日・営業時間 |
年中無休 |
備 考 |
駐車場:無料駐車場あり、一部有料駐車場・有料道路あり。 |
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【熊野交通路線バス】
▼紀伊勝浦駅→那智山(神社お寺前駐車場)約30分 |
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【熊野交通定期観光バス】
▼紀伊勝浦駅→那智山→紀伊勝浦駅 約2時間50分
定期観光バスは「レトロバス」も運行されています。 |
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※那智山観光案内ページについては、熊野交通株式会社のご協力で製作されています。 |